当院の施術について

心と体を整え、楽々悠々生きてみてはいかがですか!

身体の裡(うち)の流れを改善し、不調の原因となる偏り疲労を自分自身の自然治癒力の発揮によって解消していくよう導きます。

心の状態を身体からアプローチすることも可能です。

当院では「川井筋系帯療法」「操体法」「野口整体」等の手技を中心としながら、 心理学的アプローチも取り入れて施術しています。

川井筋系帯療法

川井筋系帯療法とは、創始者川井武雄先生が人体の基礎構造である筋骨格関節と身体不調に着目し、人体解剖学、運動生理学、キネシオロジー(身体運動学)、バイオメカニクス(身体力学)などに基づき、症状、疾病と姿勢骨格との関係について、40年以上にわたり症例データを独自に統計分析して構築した、独自の身体分析法と手技施術です。

その基本原理は、人間が本来的に持つ身体機能調整機構である錘体外路系の無意識領域の運動神経作用を誘発して、全身的な筋系列を操作し、骨盤を中心に人体の筋肉・関節が自然な角度、状態で可動できる自然な骨格形態「健康形態」に改整していくというものです。

その結果、身体の筋肉・関節をはじめ、それらによって支えられる神経、血管、内臓への負担も少なくなり、本来の身体機能をより効果的に発揮できるようになるのです。

それゆえ、適応症は、肩こりや腰痛、膝痛、股関節痛などの筋骨格関節症のみならず、アトピーや喘息などの体質的症状、不整脈や狭心症、高血圧などの循環器系症状、生理不順、更年期障害などの婦人科系症状など幅広く、まさに薬物に頼らない、真のナチュラルヘルスケア、プライマリ・ケアです。

操体法

操体法とは仙台市で医師であった橋本敬三先生が独自の人体概念を研鑽する中、辿り着いた「人間哲学」であり、それを実践する為の方法論でもあります。

「病気・症状を治す」という主目的が明確な手技療法・民間療法に比べると多分に「人間」「健康」「生きる事」といった「哲学」を内包する包括的な知識体系であるといえます。

元々は仙台市で医師として活躍をしていた橋本先生ですが、自身が修めていた西洋医学の治療によって症状が改善しない患者さんを目の当たりにし、西洋医学の限界を感じる事が多くなっていたそうです。

そんな時、「東洋医学には西洋医学にはない可能性があるのではないか?」

そう感じた橋本敬三氏は徐々に東洋医学の研究・人体構造の研究へと没頭し、長年の人体の研究と臨床の末、辿り着いた哲学・治療体系が「操体法」です。

操体法の基本的な概念は「東洋医学」の影響を大きく受けており、

「身体全体を1個」「すべて関連している・繋がっている」

と捉えて「正常な身体(健康)」について考えています。

その中でも身体に引き起こされる異常について、その主な原因として着目をしているのが「運動系の歪み」です。

 

操体法では「運動系の歪み」が身体の複雑な繋がり合いの中で連鎖反応を起こし、人体の外側の皮膚から始まり、内蔵まで影響を及ぼす、日常生活に支障をきたすような症状をもたらすと考えています。

 

「症状の根本的な原因は身体の様々な部位に潜むとしています。」

痛くない方向へ導く特徴的な整体法として、痛みの無い方向へと

「気持ちよく動き」「溜めて」「開放する」

操体法では「可動制限・痛み」といった「異常感覚」が起こる関節運動を把握した後に、それとは全く逆の方向へと「自力」での運動を促し、ゆっくりゆっくりと体を動かしていきます。

この際に、全身の連動を使って体を動かしていくのが操体法の特徴です。

そして、一番「気持ち良く」、抵抗感なく動かせる所まで来た時点で「抵抗」を加えて押し返させます。

最後に一呼吸,力をためた後に「瞬間的orゆっくり脱力」

をさせ、力を抜くと「軟組織の緊張異常」「硬組織の配列異常」が同時に改善され、異常感覚が軽減・消失をするとしています。

自身の身体に関心を向け、操体法を通じて探求をすればする程に、その効果の出方が変化していく、非常に奥深い施術法でもあるのです。

野口整体

野口整体は、野口晴哉(はるちか)先生が12歳のときに関東大震災に被災し、このとき本能的に手をかざして治療をしたことを契機に始まりました。

野口先生は、人の生死を言い当てたり、医者に見放された病人を手を触れただけで治したりと、尋常でない才能を持っていたようです。

ただ、そうした能力は単なる超能力だけではなく、非常にすぐれた繊細な観察力と人間味にあふれた感性があったからだと私は思っています。

野口先生の治療効果は大きく、1日100人から診ていたといいますから驚きです。

しかし、「不摂生の後始末を上手にやればやるほど、不摂生を助長する」本人の為にならないと治療を捨て、活元運動を主体とした指導に移行していきす。活元運動とは、錐体外路系の運動を訓練し無意識に体を動かす自動運動で、誰にでも行うことができます。後に巷に「整体」という言葉があふれ出し、それとは区別するために「野口整体」と呼ばれるようになりました。